遺品整理をする際、気をつけたいさまざまなトラブル。 業者や親族とのトラブルについて気になっている方も多いかと思います。 そこで今回は、遺品整理で起こる可能性のあるトラブルと気をつけたいポイントを解説していきたいと思います。 これから遺品整理をする予定のある方は参考にしてみてください。
遺品整理では、親族とのトラブルと遺品整理業者とのトラブルの2つに分けることができます。 それぞれ詳しく説明していきます。
遺品整理の費用を誰が支払うのか、またはいくらずつ支払うのかというトラブルです。 トラブルの対策として、誰がどんな割合でいくら支払うのかを事前に話し合って決める必要があります。 相続の中から費用を支払ってトラブルを回避しているケースもあります。
財産の相続を誰に、どんな割合でいくら相続するのかというトラブルです。 これは故人の考えが書かれた遺言書やエンディングノートなどを探し、その通り相続するのが望ましいです。 遺言書やエンディングノートが見つからず、話し合いで決まらない場合は家庭裁判所に介入してもらうこともできます。
遺品整理を業者に依頼する際、最も多いのが料金に関するトラブルです。 事前に受け取った料金よりも多額の金額を請求されることがあります。 見積もりの際に追加料金が別途請求されることを説明されておらず、それらしい理由を付け加えて払わされてしまうというものです。 また、キャンセルをお願いしたらキャンセル料を請求されることもあります。 何にいくらかかるのか、他に追加料金がかかるとしたらどんなことにいくらかかるのかなど、料金体系しっかりと確認したり、証拠に残るように文書で受け取ると料金トラブルは防ぎやすいです。
遺品整理業者が依頼者の見ていないところで貴重品や貴金属、タンスのヘソクリや現金などを盗むということもあります。 会社情報が曖昧な遺品整理業者に依頼した際に、盗難のトラブルが多い傾向にあるようです。 どんな遺品整理業者なのか、背景が見える業者に依頼するといいです。 価格が安いから、すぐにやってくれるからといった理由だけで決めるのはよくありません。
遺品の価値は、素人の目ではなかなかわからないものです。 一見価値がないような遺品でも、買取に出したら高値で取引してくれることもあります。 遺品整理業者は見極めのプロ。 悪質な遺品整理業者の場合、依頼者から安く買い取って、買取業者に高値で買い取ってもらうというケースも。 信頼できない場合や不審に思った場合は別の専門家に査定してもらうこともおすすめです。
金銭的に価値のある遺品や、故人の親族や友人にとって価値のある遺品を勝手に処分されてしまったというトラブルです。 遺品整理業者に依頼する場合、事前にお願いしたい作業内容をできるだけ明確に伝え、全て回収されてしまわないようにする必要があります。 貴重品を探して欲しい、遺品を仕分けして欲しいなど、依頼前(特に見積もり時点)に相談しておきましょう。
悪質な遺品整理業者は処分を適切に行わず、不法投棄してしまうこともあります。 処分が面倒だったり、処分費用を払いたくないという信じられない理由からです。 このトラブルは、悪質な遺品整理業者に依頼した人が不法投棄の罰則の対象になってしまうことも深刻な問題です。 知らなかったでは済まされないので、注意が必要です。 あらかじめ、どういったところに処分するのか、どういった経路で作業を完了してくれるのかを聞いておくといいです。
遺品整理業者の中には安い金額でリフォームを勧誘してくる場合も。 あたかも一連のサービスのようにおすすめしてくる業者もいますが、リフォームと遺品整理は全く異なります。 不要であればしっかりと断りましょう。
遺品整理業者による作業中の騒音で近所迷惑になってしまうトラブルです。 事前に近所へ遺品整理をすることを伝えたり、伝えにくいようであれば遺品整理業者に念押しでなるべく静かに作業をして欲しいことを伝えておきましょう。 遺品整理業者はその道のプロなので騒音に関しても配慮してくれていますが、強調して伝えておくことでより確実に騒音に気を遣ってくれます。
遺品整理業者に家や家財を傷つけられてしまうトラブルです。 万が一物損トラブルになってしまった時のことを考え、保証に加入している遺品整理業者を選ぶようにするのも得策です。
遺品整理業者になりすまし、詐欺に遭ってしまうトラブルです。 例えば遺品整理の協会や団体といった公的機関に認められているといった表現や、自社ホームページがあるという宣伝をして遺品整理業者になりすまして金銭を奪い取るといった手口です。 基本的には遺品整理にかかった費用は作業後に支払います。 前払い請求をされた場合は、その理由を詳しく話を聞くようにしましょう。
許可を持っていない業者は違法です。 事前にホームページをよく見て確認し、業者に電話して詳細を確認するようにしましょう。
見積もりの金額を正確に出してくれない、または曖昧にする、見積書を発行してくれない遺品整理業者はおすすめできません。 追加料金や別途費用がかかる可能性があったり、その場合は何にいくらかかるのかを説明してくれる遺品整理業者にするといいです。
遺品を何かと理由をつけて買取しようとしたり、処分しようとする遺品整理業者がいます。 買取価格が高い遺品を依頼者から安く買い取ったり、処分すると言って買取業者に出して利益を上げる可能性があるからです。 依頼前に、買取して欲しい遺品や処分して欲しい遺品を選ぶことができるのかを確認しておくと防ぐことができます。
遺品整理を行ううえで、遺品整理士の資格は必須条件ではありません。 しかし遺品整理士の有資格者は遺族の気持ちを理解し、丁寧に遺品整理をするプロなので、そういった人が在籍している業者を選ぶと良いです。
ホームページの中にさまざまな情報が正確に記載されている遺品整理業者もおすすめです。 例えば、家庭系・生活系の一般廃棄物収集運搬業許可、遺品整理士の在籍の有無、スタッフの写真、作業の流れなど、業者の姿形が見えてくるような内容がちゃんと記載されているのかをチェックしましょう。
見積もり金額が何にいくらかかるのか、理由なども説明してくれるような遺品整理業者は信頼できます。 特に、訪問見積もりをしてくれる業者を選ぶようにすると良いです。 遺品整理は現場の状況で金額がかなり変わるので、訪問見積もりだと「あなたの依頼ではこの金額になります」と明確に出せるからです。 また、スタッフの服装や言葉遣いなどの対応の様子もよくわかります。
今回は、遺品整理に関するトラブルとその対策についてお話ししました。 親族とのトラブルは事前の話し合いで解決することが多く、前持った段取りが重要と言えます。 また、遺品整理業者とのトラブルは業者選びのポイントを理解しておくことで回避できる可能性が高くなります。 悪質・違法な遺品整理業者が存在しているのは残念なことですが、優良な遺品整理業者も数多くいますので、なるべくしっかりと情報収集していただけたらと思います。 また、静岡の遺品整理業者「セカンドライフ」は遺品整理士認定協会の認定遺品整理士が在籍しており、見積もりに関しても明瞭会計・丁寧な算出を心がけています。 ホームページには弊社のことがよくわかるように詳しく情報を記載しておりますので、ぜひ色々なページを参考にしてみてください。