大切なご家族・ご親族が亡くなった後の遺品整理は、精神的にも肉体的にも大変です。 遺品整理に直面して「これから自分で遺品整理をしないといけないのか…」という気持ちでなかなか作業が進まない方も大勢いらっしゃるかと思います。 自分で遺品整理をする際、まず何から手をつければいいのかもわからないですよね。 本記事では、遺品整理を自分で行う際の手順や、遺品整理の仕方をご紹介しています。 ぜひ参考にしてみてください。
自分で遺品整理をする場合、どういったものを準備したらいいのでしょうか?
遺品整理はずっとしまってあった物に触れるので、衣服や体が想像以上に汚れてしまいます。 まずは服装を用意するところから始めましょう。
重い物や滑りやすい物なども運びやすいように、軍手はグリップがあるものが望ましく、服は汚れてもいい動きやすい服装にしましょう。 遺品整理はしゃがんだり立ったりが多くなるので、ジャージやスウェットのような伸縮性のある素材がおすすめです。 スリッパやクロックスは履いたり脱いだりが簡単にできるためですが、サイズが大きすぎたり小さすぎたりすると転倒の原因になる可能性があるので、適正サイズのものを用意しましょう。 細かい部品や木屑などを踏んでしまうことを想定して、厚手の靴下も欠かせません。
次に、処分品の分別のために準備したする物をご紹介します。 主に以下のような物を揃えておきましょう。
ゴミ袋や段ボール、ガムテープなどはあくまで目安のサイズや量です。 多めに用意しておくことをおすすめします。
遺品整理の準備では、流れを決めておくこともとても大切です。 主に以下の4段階で計画すると明確になって作業がしやすくなります。
まずは遺品整理のスケジュールを決めましょう。 2つのポイントを押さえておくとスケジュールが組みやすいです。
遺品の量や片付けを行う人数によってかかる時間が変わります。 なのでまずは「いつまでに終わらせるか」を決めましょう。 終了予定日を設定することで、無駄のない作業時間を組み立てることができます。
次に「この日はリビングの遺品整理を終わらせる」といったように、具体的な内容を決めます。 具体的な目標があるかどうかで作業スピードに大きな違いが出るため、意識的に計画を立てましょう。
スケジュールが決まったら、次は残しておく物と捨てる物を分類しましょう。 以下によくある「残しておく物」と「捨てる物」をまとめておきましたので、参考にしてみてください。
形見であったり、思い出の品だったり、故人が生前に大切にしていた物や、捨てたくない物なども含め、整理をしてみましょう。 形見分けで親族に分配する場合は、そちらも想定して付箋を貼ってわかりやすくするなどの工夫もおすすめです。 財産となる物・重要な書類などは特に捨ててしまわないように注意しましょう。 美術品や貴金属といった資産価値の高い物は形見分けの対象になるので、買取価値がある物かどうかも考慮して分別すると良いです。
例えば、上記のようなものはリサイクル品でもあるため、処分する際はリサイクル業者に依頼すると楽です。 また、ゴミとして廃棄処分する物は自治体によって廃棄方法が異なる場合があります。 分別できないものがある場合は、廃棄する地域の自治体に事前に確認しておくとスムーズです。
次に、不用品を廃棄処分します。燃えるゴミ・燃えないゴミは自治体指定の集積所に出せば良いですが、リサイクル品は業者に依頼をする必要があります。(使えるものはフリマアプリやネットオークションを活用するのもおすすめです) また、大量のゴミや再利用できる物がたくさなる場合は、業者が引取りをしてくれます。 以下を参考にしてみてください。 業者に依頼することで、より効率的に早く進めることができます。
最後に、残った遺品を分配する「形見分け」を行います。 基本的には価値があるかないかに関係なく、故人との想い出がある遺品は形見分けすることが大半です。 また、宝石や芸術品・美術品のような高価な遺品は、買取を行った上で分配することができます。 資産価値の高い相続品は平等に分配すると良いですが、割合を変える場合は相談して決めると良いでしょう。 なお、高価な遺品は「贈与税」の対象になることも。 相手の負担にならない遺品を選ぶことも重要です。 以下のような物は、親族で分配することが多いので、参考にしてみてください。
遺品整理を自分で行う場合、注意すべきことが3つあります。
遺品整理は、精神的にも肉体的にもかなりの負担がかかります。 よって、想定しているよりも時間がかかる場合も。 なので、計画していた予定よりも進まない可能性があることを理解し、余裕のある計画を立てるように心がけましょう。
個人で遺品整理を行う際、最も多いのが大切な遺品を誤って処分してしまうことです。 財産や税金関係の書類、不動産の権利書など、誤って処分してしまうことでトラブルに繋がる可能性も。 複数人で作業する場合は特に、遺品整理の注意点や担当する部屋を決めてから行うようにしましょう。
遺品整理は大きな物を動かしたり、さまざまな素材でできた物をまとめたりするので、大きな騒音につながることもあります。 また長時間作業していると、どんなに小さな物音でも近所の方にストレスを与えてしまうこともあります。 作業を行う時間帯に気をつけたり、騒音が出る可能性があることを事前に近隣の方にお知らせしておくことをおすすめします。
自分で行う遺品整理は負担が大きく、最後まで終わらせることができない方もいらっしゃいます。 遺品整理を自力で行えないと判断した場合は、遺品整理業者に依頼するのもおすすめです。 遺品整理業者は名前の通り、遺品の整理をしてくれる業者です。 故人の大切な遺品を丁寧に扱うプロであり、遺品の分類だけではなく不用品の処分や買取なども行ってくれます。 以下に遺品整理業者の特徴や対応してくれる作業内容をまとめたので、合わせて参考にしてみてください。 ※業者によってサービス内容が異なります。詳細は気になる遺品整理業者に直接問い合わせてみてください。
静岡の遺品整理業者「セカンドライフ」は、遺品整理のプロです。 自分で遺品整理ができずお悩みの方からのご連絡もいただいております。 専門スタッフが丁寧に対応致しますので、お困りの方はお問い合わフォームよりお気軽にご相談ください! 無料見積もりも行っております。